2025年9月13日~21日、世界陸上がいよいよ東京で開催されます。
世界のトップスプリンターが集結する男子100mは、毎大会注目の的ですが、今回の日本代表争いは例年以上に熾烈を極めています。
サニブラウン・アブデルハキームや桐生祥秀といった実力者に加え、高校生ながら驚異の記録を叩き出した清水空跳など、新星の台頭も話題となっています。
誰が世界の大舞台に立つのか――。この記事では、代表選考の基準や現在の有力候補、注目選手のプロフィールまでをわかりやすく解説します。100m男子日本代表の行方を一緒に追ってみましょう!

【2025世界陸上】100m男子 参加標準記録突破者
2025世界陸上の参加資格を得られる標準記録は、10秒00です。(2024年8月1日~2025年8月24日までの記録が有効)
他にも細かい基準はあるので、後ほど解説しますが、タイムだけ突破した選手を紹介します。
サニブラウン・アブデルハキーム選手
誕生日:1999年3月6日生まれ(26歳)
出身:東京都
出身校:城西中(東京)→城西大学附属城西高校→フロリダ大学
所属:東レ
自己ベスト:9秒96(2024パリオリンピック)→日本歴代2位
代表歴:オリンピック(24パリ、20東京)

パリオリンピックでの自己ベスト9秒96が、標準記録を突破して、しかも有効期限内なので、2025世界陸上の候補者の1人です!
桐生 祥秀選手
誕生日:1995年12月15日(29歳)
出身:滋賀県
出身校:彦根南中(滋賀)→洛南高校(京都)→東洋大学
所属:日本生命
自己ベスト:9秒98(2017年日本学生陸上競技対校選手権)→大学4年生の時
代表歴:オリンピック(16リオ、20東京、24パリ)

8月3日に行われてた日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアルの男子100m予選で、9秒99の標準記録を突破し、候補者となっています。また、日本選手権で優勝しています。
守 祐陽(もり ゆうひ)選手
誕生日:2003年12月14日(21歳)
出身:千葉県
出身校:七次台中→市船橋高校→大東大
所属:大東文化大学(現代経済4年)
自己ベスト:10秒00(2025年富士北麓ワールドトライアル)

8月3日に行われてた日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアルの男子100m予選で、自己ベストの10秒00で標準記録を突破し、候補者となっています。また、日本選手権で同7位をとっています。
清水 空跳選手
清水選手のプロフィールについては、こちらをご覧ください↓↓

2025年7月に行われたインターハイで、自己ベストの10秒00で標準記録を突破し、候補者となっています。
【2025世界陸上】男子100m 選考基準とは?
現在、参加標準記録を突破したのは、以上4人です。
しかし、世界陸上に参加できるのは、男子100mは3人なのです!
ほかにも、参加標準記録を突破する選手が出た場合、どのように3人に絞るのか、選考基準を解説します。
優先順位 | 条件の内容 | わかりやすい説明 | 候補者 |
---|---|---|---|
①★★★★ | 日本選手権で6位以内&標準記録突破 | 大会で上位に入り、タイムも早かった選手 | ①桐生 祥秀(当確) ②守 祐陽 |
②★★★☆ | 日本選手権で6位以内&、世界ランキングが高い | タイムは少し遅くても、世界での評価が高い選手 | |
③★★☆☆ | 標準記録突破(世界ランキング順) | 速いタイムは出したけど、大会での順位は低かった | ③サニブラウン 清水 空跳 |
④★☆☆☆ | 世界ランキングが高い | 世界中の大会でコツコツ成績を残している選手 |

①桐生選手は、当確ですね。高校生の清水選手は残念ながら厳しそう。
残りの2枠がどの選手になるかは、まだ分かりませんよ~!!
選考の行方 他の候補者の可能性は?
ほかの選手も、可能性がまだありますよね。
まずは、日本選手権の入賞者ですが
順位 | 選手名(ふりがな) | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
🥇 1位 | 桐生 祥秀(きりゅう よしひで) | 日本生命 | 10.23 |
🥈 2位 | 大上 直起(おおかみ なおき) | 青森県庁 | 10.28 |
🥉 3位 | 関口 裕太(せきぐち ゆうた) | 早稲田大学 | 10.28 |
4位 | 井上 直紀(いのうえ なおき) | 早稲田大学 | 10.28 |
5位T | 小池 祐貴(こいけ ゆうき) | 住友電工 | 10.30 |
5位T | 多田 修平(ただ しゅうへい) | 住友電工 | 10.30 |
7位 | 守 祐陽(もり ゆうひ) | 大東文化大学 | 10.33 |

2位から5位の選手が、標準記録の10秒00を突破すると、守選手を上回ることになり、代表選手に選ばれます!

東洋大の栁田大輝選手は、サニブラウン選手よりも速いタイムで走ると、代表選手に選ばれます!
8月24日までの期限がありますので、当確の桐生選手以外の残りの2枠は、熾烈な争いになりそうですね!
まとめ
2025世界陸上の100m男子の選考の行方をまとめると、
桐生選手は確定的
守選手、サニブラウン選手が有力
他の選手は次の大会での挽回が必要
代表枠は基本3名。世界陸上のエントリー締切は8月下旬。
2025年の男子100mは、ベテランと新鋭が激しくぶつかる世代交代のタイミングです。
桐生選手の復活、守選手や清水選手の台頭は、日本短距離界の層の厚さを感じさせますね。
誰が東京の世界舞台に立つのか――今後の選考動向から目が離せません!
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